edi連携・とは？初心者でも分かるEDI連携の基本と実例共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

edi連携とは何か

edi連携とは企業同士の取引データを紙の書類やFAXの代わりに電子データとしてやり取りする仕組みのことです。標準化されたフォーマットを使うので、受け取り側の人がデータを手入力する必要がありません。これにより、作業の時間が短縮され、入力時のミスも減ります。

edi連携を導入する目的は主に三つです。第一に処理のスピードを上げること、第二にミスの低減、第三にコスト削減です。現場の担当者は紙の伝票を探す作業やデータを別のシステムに転記する作業から解放され、より価値の高い業務に時間を使えるようになります。

EDIの基本用語

取引データ 受注データ、出荷データ、請求データなどの電子情報

フォーマット X12や EDIFACT などの標準形

マッピング 自社のデータと標準フォーマットを結びつける作業

通信経路 VANや直接接続、API連携が使われることが多い

EDI連携のしくみ

基本的には以下のような流れです。まず自社の受信システムとEDI翻訳ソフトでデータを標準フォーマットに変換します。つぎに安定した伝送経路で取引先に送ります。相手先では受け取ったデータを自社のデータに戻すために再度翻訳します。ここで重要なのはデータの整合性とセキュリティです。

EDI連携のしくみを支える技術

実務では翻訳ソフトや仲介の機関であるVANの仕組み、直接接続の方法、AS2やAPIの利用などが組み合わさります。初心者の方は外部ベンダのパッケージを利用すると導入が楽になることが多いです。

導入のポイントとよくあるつまずき

導入時には自社のデータ構造をきちんと把握し、取引先と共通のフォーマットを決めることが大切です。初期費用はかかりますが、長期的には人手の削減と処理の正確さがメリットです。つまずきとしては端末の設定や変換ルールの調整が難しい点などがあります。

要素	説明
翻訳・マッピング	自社データと標準フォーマットの対応を決める作業
伝送経路	VAN や AS2 などの伝送手段
セキュリティ	認証暗号化アクセス制御が重要

EDI連携を導入することで、取引データの透明性が高まり、協力企業との業務がスムーズになります。学習の第一歩は小さな範囲から始め、徐々に拡張していくのが現実的です。

edi連携の同意語

EDI統合: EDIの機能を他システムと連携させ、全体を統合すること。
電子データ交換連携: 電子的データを交換する仕組みを他システムと連携させ、データの受け渡しを自動化すること。
電子データ交換統合: 電子データの交換機能を一元化して、複数システムでの運用を統合すること。
EDI接続: EDIサーバーやゲートウェイを介して、社内外のシステムとデータを結ぶこと。
EDI連携ソリューション: EDIの連携を実現するための製品・サービス群を指す表現。
EDI導入: EDIを導入してデータ自動化を開始する取り組み。
ERP-EDI連携: ERPとEDIを結びつけ、データの流れを自動化すること。
ERPとEDIの連携: ERPシステムとEDIを接続して受発注や請求データを自動でやり取りすること。
B2B EDI連携: 企業間取引でのEDI連携を意味する用語。
EDI通信連携: EDI用の通信機能を他システムと統合してデータを送受信すること。
EDIインテグレーション: EDIの統合機能を指すカタカナ表現。
電子取引データ連携: 受注・発注・納品・請求などの電子取引データを他システムと連携すること。
電子取引データ統合: 電子取引データを複数システムで統合して運用すること。
電子商取引データ連携: 電子商取引データをEDIで連携させること。
電子商取引データ統合: 電子商取引データの統合運用を指す表現。
EDIゲートウェイ連携: EDIゲートウェイを介してデータを送受信し、他システムと連携すること。
EDIモジュール連携: EDI機能を持つモジュールを他のアプリと連携させること。
EDI連携サービス: EDIを前提とした連携を提供するサービス全般。

edi連携の対義語・反対語

手動連携: 自動化されたデータ連携を使わず、人の手作業でデータをやり取りする状態。
紙ベース連携: データのやり取りに紙の書類を用いるなど、デジタルEDIを使わない方法。
非EDI連携: EDIを使用せず、他の手段（メール・ファイル転送等）でデータを交換する連携。
アナログ連携: デジタル化されていない、紙・電話などアナログ手段での連携。
手入力: データを人が直接入力して作成・更新する作業が中心となっている状態。
非自動化: 全体のプロセスが自動化されていない状態。
バッチ連携のみ: リアルタイム性のある連携がなく、一定時間ごとにまとめて処理するバッチ処理中心の連携。
断続的連携: 連携が継続的でなく、途切れがちな状態。
ローカル運用/スタンドアロン: 外部システムと連携せず、内部のみで完結している状態。

edi連携の共起語

ERPシステム: 企業資源計画システム。販売・購買・在庫などの業務データを統合管理し、EDI連携で取引データを自動送受信する基盤。
EDI規格: 電子データ交換の標準フォーマット。代表例としてX12（北米）やEDIFACT（国際）、日本の規格も含まれる。
X12: 北米で広く使われるEDI規格のセット。取引データの構造とセグメントを定義する。
EDIFACT: 国際的なEDI規格。UN/EDIFACTとして、国際的な取引データの標準形式を提供。
AS2: EDIの通信プロトコルのひとつ。インターネット経由でデータを署名・暗号化して送受信する。
EDIエンジン / EDIソフトウェア: EDIデータの翻訳・変換・検証・ルーティングを自動化するソフトウェア。
データマッピング: 自社データのフィールドをEDI規格のセグメントへ対応づける作業。
データ変換: 内部データとEDIフォーマット間の変換処理。フォーマット差を埋める。
データ検証 / バリデーション: 必須項目・フォーマット・値の整合性を確認するチェック作業。
取引先データ / パートナー情報: EDI取引先のマスタ情報。パートナーIDや取引条件を管理。
受注データ / 発注データ: 受注（売上側）や発注（購買側）などビジネス取引の基本データ。
請求データ / 請求書データ: 請求情報をEDIで交換するデータ。請求処理の自動化に寄与。
納品データ / 出荷データ: 納品・出荷情報をEDIで共有し、入荷・出荷処理を正確化。
クラウドEDI / オンプレミスEDI: EDIの展開形態。クラウド型は導入が容易で拡張性が高く、オンプレは社内管理を重視。
セキュリティ / 監査証跡: 認証・暗号化・署名などのセキュリティ確保と、取引履歴の監査を可能にする。
自動化 / ワークフロー: 受注・請求・納品などの処理を自動化し、作業工数を削減。

edi連携の関連用語

EDI: Electronic Data Interchangeの略。企業間で商取引データを標準化された電子形式で交換する仕組み。
EDI連携: ERPや会計・在庫管理システムと取引先のEDIを連携させ、受注・出荷・請求などを自動でやり取りするしくみ。
EDIFACT: UN/EDIFACTは国際規格。EDI文書の国際標準で、UN/EDIFACTセグメントとメッセージを用いて取引情報を交換する仕組み。
X12: ANSI X12は北米で広く用いられるEDI規格。購買発注・請求書などの取引文書を規定。
ANSI X12: 北米で用いられるEDI規格の総称。ファイル形式とセグメント構成を規定。
AS2: AS2はインターネット経由でEDI文書を安全に送受信する通信プロトコル。署名・暗号化・受領通知を提供。
AS4: AS4はWebサービスベースのEDI通信規格。HTTP/HTTPS上での安全なデータ交換を行う。
VAN: Value-Added Networkの略。EDI通信の中継・変換・監視を提供する中継サービス。
EDIマッピング: 自社データ形式とEDI標準の対応を設計・定義する作業。
EDI翻訳: EDI文書を社内データ形式へ、または社内データをEDI形式へ変換する処理。
EDIゲートウェイ: EDIメッセージの受信・送信、変換、ルーティングを行う機器またはソフトウェア。
トレーディングパートナー / 取引先マスタ: EDIで取引を行う相手先の情報を管理するデータ。通信設定・規格・コードを含む。
取引データタイプ（例）: 代表的なEDIドキュメント名。850（購買発注）、810（請求書）、856（出荷通知/ASN）、855（注文確認）など。
EDI通信のセキュリティ: データの暗号化、署名、証明書、セキュア通信プロトコルの使用。
データ検証・バリデーション: EDIメッセージが仕様どおりか、データの整合性・ビジネスルールを満たしているかを検証する工程。
監査ログ / トレーサビリティ: 送受信履歴・エラーログを記録し、追跡できる機能。監査対応に役立つ。
リアルタイム vs バッチ処理: EDIはリアルタイム配送と定期的なバッチ処理のいずれか、または両方で運用される。
オンプレミス / クラウド / iPaaS: EDI基盤の配置形態。自社サーバ（オンプレミス）、クラウド型EDI、他システム連携を担うiPaaSの活用。
ERP連携（例：SAP / Oracle / Dynamics）: ERPとEDIを統合して、受注・出荷・請求の処理を自動化。
データマッピングツール: EDI翻訳を支援するツール。ビジュアルマッピングで項目の対応を設定する機能がある。