

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
はじめに
「1株当たり当期純利益」(EPS)は、企業がどれだけの利益を1株あたり生み出したかを表す指標です。株式投資をする人が、会社の収益性を比較する際に使います。ここでは、中学生でも分かるように、EPSの意味と計算のしかたをやさしく解説します。
EPSとは何か
EPSは「一株あたりの純利益」のこと。企業がこの期間に稼いだ純利益を、発行済み株式の“加重平均株式数”で割って求めます。加重平均株式数とは、期間中に実際に存在した株式の平均数のことです。例え、株を何度か発行したり、買い戻したりしても、期間全体を通じての平均数を使います。
算出の公式と基本と希薄の違い
基本EPSは、純利益を加重平均株式数で割って求めます。一方、希薄化後EPSは、株式報酬や転換社債など、将来発行される可能性のある株式を仮定して計算します。これにより、企業が将来株式を増やすと仮定した場合の1株あたりの利益を示します。
数式の例と表
以下は、分かりやすい例です。
| 項目 | 金額 | 説明 |
|---|---|---|
| 当期純利益 | 50,000,000円 | この期間に企業が得た純粋な利益の総額 |
| 加重平均株式数(基本EPS) | 10,000,000株 | 期間中の平均株数 |
| 基本EPS | 5.00円 | 基本的な1株あたりの利益 |
| 加重平均株式数(希薄化後EPS) | 11,000,000株 | 仮定を含む株式の平均数 |
| 希薄化後EPS | 4.55円 | 将来の株式発行を前提とした1株あたり利益 |
EPSが役に立つ理由
EPSを見れば、会社が「株主ひとりひとりにどれくらいの利益を生み出しているか」がわかります。高いEPSは、同じ株数でより多くの利益を生んでいることを意味します。しかし、EPSが高いからといって必ずしも良いとは限りません。資本の使い方や規模、将来の投資計画によって数値は変わるため、P/E比(株価収益率)や売上成長、キャッシュフローと合わせて見ることが大切です。
EPSを読み解く際のポイント
注意点として、企業は株式を買い戻すことでEPSを高く見せる場合があります。あるいは一時的な特別利益が含まれていることも。こうした要因を排除して、長期的な株主価値を評価するには、連結ベースのEPSの推移や、希薄化後EPSをチェックすることが有効です。
まとめ
1株当たり当期純利益は、企業の「1株あたりの稼ぐ力」を示す基本的な数字です。基本EPSと希薄化後EPSの違いを理解し、加重平均株式数の意味を押さえるだけで、企業の収益性を私たちにも読み取れるようになります。投資を考えるときには、EPSだけでなく、売上の伸び、キャッシュの動き、業界の状況などを総合的に見ることが大切です。
1株当たり当期純利益の同意語
- 1株当たり当期純利益
- 株主1株あたりに割り当てられる当期純利益を表す指標。株式1株あたりの利益水準を示す基本的なEPSの表現。計算式は 当期純利益 ÷ 発行済株式数(または平均株式数)です。
- 1株当たり純利益
- 株主1株あたりの当期純利益を指す表現。EPSの短縮形として使われます。計算式は 当期純利益 ÷ 発行済株式数です。
- 一株当たり当期純利益
- 同等の意味で、漢字表記の別バリエーションです。
- 一株当たり純利益
- 同等の意味で、漢字表記の別バリエーションです。
- 1株あたり当期純利益
- 同等の意味で、ひらがな・漢字の混在表現です。
- 希薄化後1株当たり当期純利益
- 潜在株式をすべて考慮した場合のEPS。ストックオプションや転換社債などが発行済株式へ換算されたと仮定した指標で、株式の希薄化影響を評価する際に用いられます。計算式は 当期純利益 ÷ 希薄後発行済株式数。
- 希薄化後1株当たり純利益
- 同じく、潜在株式をすべて発行済として計算したEPSのこと。希薄化後EPSとも呼ばれます。
- 希薄化後EPS
- 希薄化後EPSは、潜在株式をすべて発行済みと仮定して算出する1株あたりの純利益。株式の希薄化リスクを評価するために使われます。
- 基本EPS
- 基本EPSは、希薄化を考慮せず、現在の流通株式数で算出した1株あたりの純利益。実際に株主へ配分される利益を示す指標として用いられます(希薄化後EPSと区別されます)。
- EPS(1株当たり純利益)
- EPSの正式な日本語表現で、Earnings Per Shareの略。1株あたりの純利益を表します。
- EPS
- 英語表記の略称で、1株当たりの純利益を指す指標。財務報告にも頻繁に使われます。
1株当たり当期純利益の対義語・反対語
- 負の1株当たり当期純利益(マイナスEPS)
- 1株あたりの当期純利益が負の値となっている状態。企業が赤字決算で、株主に対する一株分の利益がマイナスになることを示します。
- 1株当たり純損失
- 1株あたりの純損失で、EPSが負の値の状態。会社の当期純利益が赤字で、株式1株分に換算すると損失になることを表します。
- 赤字EPS(EPSが赤字)
- EPSが負の値、つまり赤字である状態を指す表現。株主に対する利益が出ていないことを示します。
- 一株当たり当期純損失
- 1株あたりの当期純損失。EPSが負の値であることを明示する表現。
- マイナスEPS
- 略語・略称で、EPSが負の値である状態。
1株当たり当期純利益の共起語
- 当期純利益
- EPSの分子。一定期間に企業が得た税引後の純利益で、EPSを計算する元になる数値です。
- 基本EPS
- 希薄化後を考慮しない、基本的な1株当たり利益の指標です。
- 希薄化後EPS
- 株式報酬や転換権などの影響を考慮した、希薄化後の1株当たり利益です。
- 加重平均発行済株式数
- EPSの分母として使われる、期中の発行済株式数の加重平均です。
- 発行済株式総数
- 決算日時点の発行済株式総数。EPS算出時点によっては影響します。
- 連結EPS
- 連結決算ベースの1株当たり利益。子会社を含めたグループ全体の利益を株式数で割った値です。
- 単独EPS
- 親会社のみのEPS。連結EPSと区別して使われます。
- 予想EPS
- アナリストや会社が公表する、今後の1株当たり利益の予想値です。
- 株価収益率(PER)
- 株価をEPSで割って算出する指標。株式の割安・割高を判断します。
- ROE(株主資本利益率)
- 自己資本に対する利益の割合。EPSの背景を分析する際に参考となる指標です。
- 会計基準
- 日本基準・IFRSなど、EPSの算出方法や開示に影響する会計ルールです。
- EPS成長率
- 前年同期と比べたEPSの伸び率。成長性を評価する際に用います。
- 決算開示・IR資料
- EPSは決算説明資料・IRリリースで開示され、投資判断の材料になります。
1株当たり当期純利益の関連用語
- 1株当たり当期純利益
- 当期純利益を発行済株式数で割って算出される指標。株主1株あたりが企業の利益をどれだけ生み出したかを示します。
- 基本EPS
- 基礎となる1株あたりの当期純利益。通常は、当期純利益を加重平均株式数(希薄化前)で割って計算します。
- 希薄化後EPS
- 潜在的な株式が権利行使・転換されると発行株式数が増える場合を想定して算出するEPS。企業の希薄化リスクを示します。
- 当期純利益
- 一定期間に企業が得た最終的な利益。売上高から費用・税金をすべて控除した後の純粋な利益です。
- 加重平均株式数
- 期間中の発行株式の変動を考慮した平均株式数。EPSの分母として用いられます。
- 自己株式
- 市場から取得した自社株式。流通株式数が減少し、EPSに影響を及ぼす場合があります。
- 転換社債
- 株式へ転換可能な社債。転換が行われると発行済株式数が増え、希薄化の可能性があります。
- ストックオプション
- 従業員が株式を取得できる権利。権利行使時には株式が発行され、EPSを希薄化する要因となります。
- 調整後EPS
- 一時的・非継続的な項目を除外して算出するEPS。企業の本業の実力を示す指標として使われます。
- GAAP
- Generally Accepted Accounting Principlesの略。米国などの会計基準で、EPSの算出方法はGAAPに従って表示されます。
- IAS 33(EPSに関する国際基準)
- 国際財務報告基準(IFRS)のEPSに関する規定。英語名は Earnings Per Share で、表示方法が定められています。
- 四半期EPS
- 四半期決算ごとのEPS。年次EPSと同様に、期間中の当期純利益を加重平均株式数で割って算出します。
- 株式分割の影響
- 株式分割を行うと発行済株式数が増え、EPSが見かけ上低下することがあります。実質利益は変わらない場合が多いです。
- 自社株買いの影響
- 企業が自社株を買い戻すと流通株式数が減少し、EPSが上昇することがあります。必ずしも利益増加を意味しません。
- 希薄化効果
- 潜在株式の発行・転換・権利行使などにより、1株あたりの利益が低下することを指します。
- 株価収益率(P/E)
- 株価をEPSで割った指標。株価が利益に対して過大か過小かを判断する目安になります。
1株当たり当期純利益のおすすめ参考サイト
- EPS(1株当たり純利益)とは? - 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
- EPS(1株当たり純利益)とは? - 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
- EPS(一株当たり純利益)とは? 定義と計算方法
- PERとは?目安や計算式、活用する際の注意点をわかりやすく解説
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