raciとは？初心者向けガイド｜RACIマトリクスの基本と使い方共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

raciとは？基本の意味と成り立ち

raci（読み方は「ラシー」または「レイシー」などと呼ばれることがありますが、ビジネスの現場では一般的に大文字のRACIとして使われます）とは、プロジェクト管理のための責任分担表のことです。英語の頭文字をとって、R＝Responsible、A＝Accountable、C＝Consulted、I＝Informedと対応させます。日本語に直すと、責任者、最終責任者、相談先、情報提供先といった役割分担を意味します。RACIを使うと、誰が何をいつまでに行うのか、誰が承認するのか、誰に相談するべきか、誰に情報を伝えるべきかが一目で分かるようになります。

この仕組みは、複数の人が関係する仕事で「誰が実際に作業をするのか」「誰が最終決定を下すのか」「誰に意見を求めるべきか」「誰に進捗を知らせるべきか」をはっきりさせるために使われます。中学生にもわかるように言えば、チームでの宿題の分担表のようなものです。客観的に役割を分けることで、作業の抜け漏れや責任の重複を防ぐことができます。

RACIの4つの役割

R: 責任者は、実際に作業を担当している人です。タスクの実行責任を担い、作業を完了させることを目指します。

A: 承認者は、最終的な決定を下す人です。作業の成果物を承認する責任を負います。

C: 相談先は、意思決定や作業の途中で意見を求められる人々です。技術的な助言や専門的な知見を提供します。

I: 情報提供先は、進捗情報を受け取る人や部署です。決定には直接関与しませんが、情報の受け取りが重要です。

使い方のコツ

まずは大きなタスクを洗い出し、それぞれのタスクに適切なR、A、C、Iを割り当てます。割り当てた後は、関係者全員と合意を取り、文書化しておくことが大切です。後で見直すために、担当者名だけでなく、説明や理由もメモしておくと理解が深まります。

導入時の基本的な手順は次のとおりです。 1) プロジェクト全体のタスク一覧作成 2) 関係者のリストアップ 3) 各タスクへのR/A/C/Iの割り当て 4) マトリクスの共有と合意 5) 実行中の定期的な見直しと更新

簡単な例

以下は小規模なプロジェクトでのRACIマトリクスの例です。実務では関係者の名前を入れて、実務に即した形にします。

タスク	R（責任者）	A（承認者）	C（相談先）	I（情報提供先）
要件定義	山田	部長	開発チーム、顧客サポート	関係部署、顧客
基本設計	鈴木	部長	プログラミング担当、QA	顧客、他部署
実装	開発者チーム	部長	QA、技術担当	PRODUCT部門
リリース	リリース担当	PM	テストチーム	全社、顧客

よくある誤解と注意点

・全員がRを名乗ると混乱します。明確な責任範囲を設定しましょう。
・AとRが混同されがちです。承認者は意思決定の最終責任を持つ人であり、実作業はRが行います。

RACIを導入するメリット

意思決定が速くなる、進捗の透明性が高まる、責任の所在がはっきりする、などの効果があります。これにより新しいメンバーもプロジェクトに入りやすくなり、ミスやダブルワークを減らせます。

まとめ

raciは、複雑なプロジェクトでも役割をはっきりさせ、チームの協力をスムーズにします。最初は小さなプロジェクトから試して、徐々に拡張していくと良いでしょう。現場での運用には、定期的な見直しと関係者とのコミュニケーションが欠かせません。

実務上のポイント

実務で使うときは、1) 参加者と合意 2) ドキュメント化 3) 運用中の見直し 4) 適切なツール 5) 変更管理、の順で進めるとスムーズです。RACIは万能ツールではありませんが、適切に使えばチームの協力を大きく改善します。

raciの関連サジェスト解説

raci matrix とは: raci matrix とは、プロジェクトや業務の中で誰が何を実際に担当するのかを整理する表のことです。RACIは英語の頭文字で、Responsible（実行担当）、Accountable（最終責任者）、Consulted（協議を受ける人）、Informed（情報を伝えられる人）を表します。この4つの役割をタスクごとに割り当てることで、誰が意思決定をするのか、誰が作業を実際に行うのか、誰に報告すべきかがはっきりします。導入の目的は、作業の二重化や認識のずれを減らし、遅延や混乱を防ぐことです。作成の手順はシンプルです。まずプロジェクトの全タスクを洗い出し、次に各タスクにR、A、C、Iの役割を割り当てます。原則として一つのタスクにはAは1名、Rは1名以上でOK、CとIは複数名に設定しても問題ありません。割り当てたら全員に共有し、会議で確認します。重要なのは責任の所在を曖昧にしないことと、変更があればすぐ更新することです。例として、イベント開催プロジェクトを想定します。要件定義ではRは企画担当、AはPM、Cは財務と法務、Iは関係部署。設計ではRはデザイナー、AはPM、Cは開発部リーダー、Iは広報。実装ではRは開発者、AはPM、Cはテスト担当、Iは運用部。これにより誰が何をすべきかが明確になり、会議での承認や進捗報告もスムーズになります。使い方のコツとしては、初回は小規模なプロジェクトから試すこと、共有はGoogleスプレッドシートなどで行うこと、定期的に見直すこと、そしてAを1名にして意思決定の責任者を明確化することなどがあります。
raci chart とは: raci chart とは、プロジェクトや日常の仕事の中で「誰が何をするのか」を整理して、役割と責任をはっきりさせるための表のことです。英語の頭文字RACIは、実際には Responsible, Accountable, Consulted, Informed の4つの役割を指します。日本語では「責任分担表」などと呼ばれ、混乱や重複を減らし、進捗管理を楽にします。RACIの4つの意味- R（Responsible/実行担当）: 対象タスクを実際に行う人- A（Accountable/最終責任者）: タスクの成果に対して最終的な責任を持ち、承認する人- C（Consulted/相談者）: 意見を求める専門家や関係者- I（Informed/情報提供先）: 結果を伝えるべき人作成の手順作成手順はシンプルです。まずプロジェクトの大きな目的を決め、次に主要なタスクを洗い出します。続いて各タスクに対してR、A、C、Iの役割を割り当て、誰が誰とどう連絡を取るかを決めます。最後に全員で表を確認し、必要なら修正します。タスクが増えたときも表を更新して整合性を保つことが大切です。実例例: ウェブサイトを新しく作るプロジェクトの場合、以下のように役割を割り当てます。- 要件定義: R = アナリスト、A = プロジェクトマネージャー、C = 利用部門担当者、I = 全体関係者- デザイン: R = デザイナー、A = プロジェクトマネージャー、C = 開発リーダー、I = 全体関係者- 実装: R = 開発チーム、A = テックリード、C = デザイナー、I = 全体関係者- テスト: R = QA担当、A = テスト責任者、C = 開発担当、I = 全体関係者- 公開準備: R = デプロイ担当、A = プロジェクトマネージャー、C = 運用担当、I = 全体関係者使い方のコツ- 最小限の関係者だけをC/Iに含める- 各タスクでAを1人だけにする- 表はプロジェクトの進行に合わせて適宜更新する- 初回はざっくり作成して、実際の運用で改善するまとめraci chart とは、誰が何を担当するかを明確化して、混乱を減らすための道具です。初心者でも4つの役割を押さえれば、複雑な作業でも責任の所在が見えやすくなります。

raciの同意語

RACIマトリクス: RACIの4カテゴリ（Responsible＝実務担当、Accountable＝最終責任者、Consulted＝協議相手、Informed＝通知先）を用いて、誰が何をするかを表形式で整理した手法です。
RACIモデル: RACIの考え方を枠組みとして体系化したモデルで、プロジェクトの役割と責任を可視化します。
責任分担表: 関係者ごとの責任と権限の割り当てを表形式で示す一般的な名称で、RACIと同様の目的で使われます。
役割責任マトリクス: 関係者の役割と責任を一目で分かるように配置したマトリクス形式の表です。
役割分担表: 組織やプロジェクトにおける役割の分担を示す表の総称で、RACIの概念と類似します。
ロールと責任のマトリクス: ロール（役割）と責任を結びつけて可視化するマトリクスです。
権限責任マトリクス: 意思決定権限と責任を同時に整理する表。権限の割り当ても明示します。
職責分担表: 職務と責任の割り当てを表形式で整理した表現です。
RASCIマトリクス: RACIにSupportive（支援）を加えた拡張版。Responsible、Accountable、Supportive、Consulted、Informedの5カテゴリで整理します。
RACI-Vマトリクス: RACIにVerify（検証）を加えた拡張版の表で、検証担当を明確化します。
RACI-Qマトリクス: RACIにQuality（品質）またはQuestionedを加えた拡張版の表で、品質確認や質問事項の管理を目的とします。