fatcaステータスとは？初心者でも分かる基本ガイド共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

fatcaステータスとは？初心者でも分かる基本ガイド

FATCAはForeign Account Tax Compliance Actの略称で、米国の税務当局IRSが国外の口座情報を把握するための法律です。これに関連して、fatcaステータスという分類が使われます。口座を持つ人がどのカテゴリに該当するかで、報告の対象や税務上の取り扱いが変わります。

このガイドでは、難しい専門用語を避け、US personとNon-US personの基本をやさしく解説します。

FATCAの基本

FATCAの目的は、米国の税を正しく回収することです。海外の金融機関は、米国人の口座情報をIRSに報告する義務があります。日本の銀行を含む多くの銀行がこの制度の対象です。

fatcaステータスの主な分類

fatcaステータスは、大きく2つのグループに分かれます。

US person（米国人・米国居住者）は、米国市民または米国外に居住する米国の税務上の居住者とみなされる人を指します。

Non-US person（非米国人）は、米国市民・居住者ではない人を指します。一般的には日本を含む米国外に居住している人がこれに当たります。

fatcaステータスの重要性と注意点

fatcaステータスを正しく理解していないと、口座の情報が不適切に報告される可能性があります。これによって、源泉徴収税や報告義務の扱いが変わることがあります。

表で確認しよう

ステータス	説明	ポイント
US person	米国市民または米国居住者	IRSへ情報提供の対象になりやすい
Non-US person	米国市民・居住者ではない人	W-8BEN 等の書類が使われる

まとめと実践のヒント

自分がどのfatcaステータスに該当するかを判断するには、口座開設時の案内や銀行からの問い合わせに従いましょう。もし不明点があれば、銀行の窓口や税務の専門家に相談するのが近道です。

fatcaステータスの同意語

FATCAステータス: FATCAに関する現在の適用・適合の総合的な状態を指す用語。口座や個人・事業体がFATCAの要件を満たしているか、適用されているかを示します。
FATCA適合状況: FATCAの要件を満たしているかどうかの現状。適合していれば報告義務の要件も整っている状態です。
FATCA適用状況: FATCAの適用対象となっているかどうかの現状。どの口座や取引がFATCAの対象になるかの判断を含みます。
FATCA登録状況: FATCA関連の登録手続きが完了しているか、登録情報が最新かを示す状態です。
FATCAコンプライアンス状況: FATCA法に基づく報告・開示・源泉徴収などの法令遵守の実務状況を表します。
FATCA適格性: FATCAのカテゴリ（例：FFI、NFFE、US person など）に該当する資格・適格性を示します。
FATCA適合性: FATCA要件を満たすかどうかの適合判定で、適合していれば要件をクリアしている状態です。
FATCA報告義務の状況: FATCAに基づく口座情報の報告義務の履行状況（提出済み・未提出など）を指します。
FATCA要件適用状況: FATCAの要件が現在どの範囲に適用されているかの現状を示します。
米国納税情報開示義務適用状況: 米国納税情報の開示義務が適用されているかどうかの状態です。
外国口座税務コンプライアンス法適用状況: FATCAの正式名称を用いた表現で、適用状況や要件の適用範囲を示します。

fatcaステータスの対義語・反対語

US Person（米国人／米国居住者）: FATCA上、米国籍を持つ人または米国内に居住しているとされる「US Person」という状態。fatcaステータスの対義語として使われることが多い。
Non-US Person（非米国人／非居住者）: FATCA上、米国籍を持たず米国外に居住しているとされる状態。US Personの対照的なカテゴリ。
FATCA適合（FATCA compliant）: FATCAの全要件を満たしている状態。報告義務の対象を適切に満たしているとされる。
FATCA非適合（FATCA non-compliant）: FATCAの要件を満たしていない状態。報告義務を果たしていない・適合していないとされる。
参加FFI（Participating FFI）: FATCAの報告義務を履行して、米国の税務当局に情報を報告するFFIとして登録済みの状態。
非参加FFI（Non-Participating FFI）: FATCAの報告義務を履行していないFFIの状態。
Model 1 FFI（Model 1 FFI）: FATCAのモデル1に基づき現地税務当局へ情報を報告するFFI。
Model 2 FFI（Model 2 FFI）: FATCAのモデル2に基づき米国へ情報を報告するFFI。
Deemed-Compliant FFI（見なされた準拠FFI）: FATCAの規定により“準拠”と見なされるFFIの特別な分類。

fatcaステータスの共起語

FATCA: Foreign Account Tax Compliance Act（外国口座税務コンプライアンス法）。米国外の口座情報を米国へ報告する義務を定める米国の税制法です。
GIIN: Global Intermediary Identification Number（GIIN）。IRSにFATCA登録を行った金融機関等へ付与される一意の識別番号です。
FFI: Foreign Financial Institution（外国金融機関）。銀行・証券会社・保険会社など、FATCAの報告対象となる海外の金融機関を指します。
NFFE: Non-Financial Foreign Entity（非金融外国法人）。金融機関以外の外国法人で、FATCAの対象となる分類です。
Active NFFE: Active NFFE。受動的所得の割合が低く、事業活動が活発な非金融外国法人の区分です。
Passive NFFE: Passive NFFE。受動的所得が多い非金融外国法人の区分で、FATCAの報告要件の適用対象となり得ます。
IGA: Intergovernmental Agreement（政府間協定）。米国と他国の間でFATCAの実施方法を定める協定のことです。
W-8BEN-E: IRSフォームW-8BEN-E。外国法人がFATCAの分類を証明するために提出する書類です。
W-8BEN: IRSフォームW-8BEN。個人が米国源泉所得を受ける際に提出する非居住者用の証明書です。
FATCA登録: FATCA登録。IRSへ登録してGIINを取得する手続き全般を指します。
FATCAレポート: FATCAレポート。FFI/NFFEの口座情報を米国へ報告する行為・プロセスの総称です。
Form 8966: Form 8966。FATCAレポートをIRSへ提出する際に用いる公式フォームです。
税務情報交換: 税務情報交換。国と国の間で口座情報を共有する仕組みで、FATCAの目的の一部として機能します。
CRS: Common Reporting Standard（共通報告基準）。OECDの自動情報交換基準で、FATCAと同様の情報共有の枠組みです。
US Person: US Person。米国市民・居住者を指し、FATCAの対象となる個人の区分です。
US Source Income: US Source Income。米国源泉所得のこと。FATCAの適用範囲に影響を与える場合があります。
Withholding: Withholding（源泉徴収）。FATCA関連の支払いに対して一定の税率が差し引かれることがある制度です。
口座保有者分類: 口座保有者のFATCAステータスを分類する区分（FFI/NFFE、Active/Passive など）を指します。
FATCAステータスコード: FATCAで用いられるステータスを表すコード群。例としてParticipating FFI、Non-participating FFI、Active NFFE、Passive NFFE 等があります。

fatcaステータスの関連用語

FATCA: Foreign Account Tax Compliance Actの略称。米国外の金融口座を持つ個人・企業の税務情報を米国へ報告する制度。
FATCAステータス: FATCAの適用対象となるかを分類する分類。FFIやNFFE、Participating/Nonparticipating、Active/Passiveなどが含まれます。
IGA（協定）: Intergovernmental Agreementの略。米国と他国の政府間でFATCAの情報共有・実務を定める協定。
FFI（外国金融機関）: Foreign Financial Institutionの略。米国外の銀行・証券会社・保険会社などの金融機関。
NFFE（非金融外国企業）: Non-Financial Foreign Entityの略。金融機関以外の外国企業・組織。
Active NFFE: Active NFFEは、総収入の過半が非金融源で、資産の大半が金融収入でない外国企業。
Passive NFFE: Passive NFFEは、総収入の50%以上が受動的（パッシブ）な収入である外国企業。
Participating FFI: FATCA協定に参加し、USへ報告するFFI。モデル1またはモデル2の運用に対応します。
Nonparticipating FFI: FATCAの報告に参加していないFFI。
Registered Deemed-Compliant FFI: IRSに登録済みの“準拠”とみなされるFFI。
Certified Deemed-Compliant FFI: 一定の要件を満たすと認定される擬似的準拠FFI。
Owner-Documented FFI: FFIの所有者を文書で証明できるタイプのFFI。
Sponsored FFI: スポンサー機関が報告義務を代行するFFI。
GIIN: Global Intermediary Identification Numberの略。FATCA登録機関に付与される識別番号。
FATCA登録: IRSへ登録してGIINを取得する手続き。FFIはこの登録を行います。
FATCA報告: 年次でIRSへ報告する、報告対象口座や口座保有者の情報の提出作業。
報告対象口座: FATCAの対象となる口座のこと。外国口座の中でも報告対象と定義される口座。
Model 1: IGA Model 1は政府間協定に基づき、口座情報を相手国の税務当局同士で共有する仕組み。
Model 2: IGA Model 2は金融機関がUSへ直接口座情報を報告する仕組み。
源泉徴収（30%）: FATCA関連の支払いに対して課される源泉徴収。条件により最大30%が控除されることがあります。
US person: 米国市民または米国の居住者（税法上の居住者）を指す用語。FATCAの判定にも関係します。
IRS: Internal Revenue Serviceの略。米国内国歳入庁。FATCAの実施主体で、報告情報の受理・処理を行います。