線荷重・とは？初心者でも分かる基本ガイド：力の分布と計算の基礎共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

線荷重・とは？基本の定義とイメージ

線荷重とは、長さに沿って連続的に作用する荷重のことです。簡単に言うと、一本の線の上に沿って広がる力の総量を表します。点荷重のように一点に集中する力とは違い、荷重が長さにわたって分布します。

線荷重の特徴

線荷重は「長さ方向に分布する荷重」です。つまり、特定の場所だけではなく、梁の全長や床の面に沿って荷重がかかると考えます。荷重の大きさは「単位長さあたりの荷重」w（N/mやkN/m）で表し、全体の荷重は W = w × L のように計算します。

単位と計算の基本

線荷重の一般的な単位は N/m（ニュートン毎メートル）です。もし総荷重を知りたいときは、荷重の長さ L を掛け合わせて W を求めます。例として、w = 5 N/m、L = 3 m のとき W = 5 × 3 = 15 N となります。

荷重分布の形と考え方

現実の荷重は常に一定ではなく、場所によって変化します。一定の線荷重であれば W = w × L の直線的な関係になりますが、風や地震、車両の荷重などで分布が変化する場合は、積分を使って全体の荷重を求めます。

線荷重の実務的な応用

線荷重の考え方は建物の梁や橋桁、床版の設計でとても重要です。風荷重が建物の外部に沿って配分される場合、風圧の分布を線荷重としてモデル化します。地震時の水平力の分布、車両が橋梁を通過する際の荷重のばらつきなども、線荷重の考え方を使って分析します。

よく使われる式と表現

基本的な式は次のとおりです。
W = w × L（総荷重は荷重の長さに荷重を掛ける）
は単位長さあたりの荷重、 Lは荷重が作用する長さです。

簡単な図解と表

用語	説明	例
線荷重 w	単位長さあたりの荷重	風荷重が 3 N/m
総荷重 W	荷重の総量	W = w × L
単位	荷重の単位	N/m

注意点と誤解の解消

線荷重は必ずしも“直線的に増える”わけではありません。実務では荷重が場所によって変化することが多く、その場合は積分や分布関数を用いて全荷重を求めます。

まとめ

線荷重・とは？を要点だけ振り返ると、「長さに沿って発生・分布する力のこと」であり、設計の基礎となる重要な概念です。荷重の分布を正しく理解することが、安全で信頼性の高い構造物づくりにつながります。

線荷重の同意語

線状荷重: 荷重が部材の長さ方向に沿って連続的に分布している状態を表す用語。単位長さあたりの力（N/m）で示され、梁や柱の上に等しくかかる荷重などを指します。
線形荷重: 荷重の分布が直線的に沿って広がることを示す表現。線状荷重と同義で使われることが多く、N/m の単位で表現されます。
ライン荷重: 英語の line load の日本語表現の一つ。部材の長さ方向に沿って作用する荷重を意味します。
線荷重（line load）: 線状に分布する荷重のこと。長さ方向に沿って一定または変化する分布を取り、単位長さあたりの力として N/m などで表現します。