

高岡智則
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はじめに
この記事では「その他の包括利益」とは何かを、初心者にも分かるように解説します。包括利益は企業の経済的な状態を「純利益」だけでなく、株主資本の変化としてとらえる考え方です。特に その他の包括利益 は、すぐには現金にはならないが将来の財政状態に影響を与える項目を集めたものです。
その他の包括利益とは
その他の包括利益は、企業が日々の事業活動で得た純利益とは別に、株主資本の変化を表す指標です。企業の決算書では「包括利益」としてまとめられ、これには主に四つのような動きが含まれます。
含まれる主な項目
| 説明 | |
|---|---|
| 為替換算調整額 | 海外の子会社の通貨価値が変わったときに生じる差額で、企業の資産や負債の評価が変わってもすぐには現金が動きません。 |
| 現金流量ヘッジの有効部分 | 将来のキャッシュフローを保護するためのヘッジ取引のうち、効果的とみなされる部分の利益・損失。 |
| 退職給付制度の再測定差額 | 年金などの退職給付の見直しで生じる差額。現金が動く前の評価変動です。 |
| 公正価値評価の変動のうち OCI へ計上される部分 | 金融資産の公正価値が変わった場合で、純利益には直ちに反映せず OCI に計上される部分。 |
この表の項目は会計基準の違いで呼び方が少し変わりますが、基本的な考え方は同じです。OCI に計上される差額は、現金の移動と直結していなくても株主資本を動かす要因になるので、財務の健全性を理解するうえで重要です。
なぜ OCI が重要か
純利益だけを見ると、企業の実際の経済状態が見えにくい場合があります。その他の包括利益は、為替の影響や金融商品の評価損益といった「すぐ現金にはならない変動」を表します。長期的には、これらの変動が企業の資本構成や配当能力に影響を与えることがあります。
具体的な例
具体的な例として、海外に支店があり、ドル建ての資産がある場合、円安・円高の動きで「為替換算調整額」が発生します。決算日にはこの差額が OCI に計上され、純利益には影響しません。これが株主資本に積み上がる場合、将来の配当余力や株価の安定性に関係します。
また、現金流量ヘッジの有効部分は、将来のキャッシュフローを守るための取引の評価差額です。退職給付制度の再測定差額は、年金の見直しや退職給付の評価変更によって生じる差額で、現金の動きとは別に資本に影響します。
初心者向けのポイント
ポイントは以下のとおりです。
- OCI は株主資本の一部として計上される。純利益とは別の指標。
- OCI の項目は、日常の現金の動きと直結するわけではないが、財務の健全性を理解するうえで欠かせない。
- 決算書のどこにOCIが表示されるかは会計基準により異なるが、通常「包括利益計算書」や「株主資本の部」で確認できる。
まとめ
このように その他の包括利益 は、企業の経済状況をより総合的に見るための指標です。初心者の方はまず純利益と OCI の違いを押さえ、次に各項目の意味と影響を理解すると良いでしょう。
その他の包括利益の同意語
- その他の包括利益
- 会計上の用語。当期純利益には含まれないが、株主資本の変動として別途計上される利益や損失の総称。例として再評価差額やヘッジ有効部分の評価差額などが含まれる。
- その他の包括的利益
- その他の包括利益の別表現。表現の揺れとして使われることもあるが、意味は基本的に同じく「Other Comprehensive Income(OCI)」を指す。
- 包括利益のうちのその他の項目
- 包括利益全体の中で、特に「その他」に該当する項目を指す表現。OCIに含まれる項目の一部を指すニュアンス。
- 包括利益に含まれるその他の項目
- 包括利益の内訳のうち、当期純利益以外の項目を指す言い方。OCIの構成要素の一部として扱われることを意味する。
- OCI(Other Comprehensive Income)
- 英語表記。Other Comprehensive Income の略称で、日本語の文脈でも用いられることがある。
その他の包括利益の対義語・反対語
- 当期純利益
- 税引後の期の最終的な利益。その他の包括利益(OCI)とは別の、通常の利益指標。
- 純利益
- 税引後の最終的な利益。OCIを含めない、株主に帰属する純粋な利益。
- 税引後利益
- 税金を引いた後に残る利益。OCIとは別の、実際に株主へ帰属する利益。
- 本業利益
- 企業の本業(主たる事業)から生じる利益。OCIに含まれない、通常の経営成果を示す指標。
- 営業利益
- 本業の営業活動による利益。非現金・非実現項目であるOCIとは別物。
- 実現利益
- 実現済みの利益。OCIは未実現項目を含むことが多いため、対比として用いられることがある概念。
- 通常の利益
- 通常の事業活動から生じる利益。特別項目であるOCIと区別されやすい指標。
- 赤字
- 利益が出ず損失となった状態。対義語の一つとして挙げられる場合がある。
その他の包括利益の共起語
- 包括利益
- 一定期間の利益の総額。純利益にその他の包括利益を加えた額で、株主資本の変動を総合的に見る指標です。
- 為替換算差額
- 外国為替の換算によって生じる差額。海外現地子会社の財務諸表を本社通貨に換算する際にOCIへ計上される項目です。
- 公正価値評価差額
- 金融商品の公正価値の変動によってOCIに計上される差額です。評価差額として株主資本に反映されます。
- 売却可能金融資産の評価差額
- 売却可能金融資産の公正価値の変動分をOCIに計上する差額のことです(IFRSの扱いに関連します)。
- 年金等の調整額
- 退職給付に係る actuarial gains/losses のOCI上の調整額です。退職給付関連の金融影響が反映されます。
- ヘッジ会計の有効部分
- キャッシュ・フロー・ヘッジ等の有効部分をOCIに計上する仕組みで、後日損益へ振替される場合があります。
- 再分類差額
- OCIに計上された差額を後で損益へ再分類する際に生じる差額のことです。
- 税効果
- OCI項目にかかる税金の影響。税引後のOCI額を示します。
- 金融商品
- OCIの対象となる金融商品の総称。FVOCIなどOCIで扱われる資産・負債を含みます。
- 株主資本
- 包括利益は株主資本の一部として表示され、株主の資本構成に影響します。
- 包括利益計算書
- 包括利益とその構成項目を開示する財務諸表。損益計算書とは別に作成されます。
- 会計基準の扱いの違い
- IFRSと日本の基準(J-GAAP)など、共通語で言えば会計基準による包括利益の取り扱いの違いを指します。
その他の包括利益の関連用語
- その他の包括利益
- 期間中に発生した、当期純利益には含まれない損益の総称。株主資本の一部として表れ、最終的には包括利益として企業の業績を示します。
- 包括利益
- 当期純利益とその他の包括利益を合わせた、期間中の全体的な利益。企業の総合的な業績を示す指標です。
- 累積その他の包括利益
- これまでにOCIとして蓄積された金額。決算ごとに更新され、株主資本の一部として表示されます。
- 為替換算差額
- 外国通貨建ての資産や負債を親会社の通貨に換算する際に生じる差額。為替レートの変動を反映してOCIに計上されます。
- 公正価値評価差額
- 公正価値の変動に伴ってOCIに計上される差額。特定の金融資産・負債の公正価値の変動が該当します。
- 退職給付に関する再測定差額
- 退職給付制度の再測定によって生じる利益・損失。 actuarial gains/losses としてOCIに計上されます。
- ヘッジ会計の有効部分
- 現金フロー・ヘッジの有効部分の損益をOCIに計上し、ヘッジ対象の取引が発生すると純利益へ再分類されます。
- 再分類差額
- OCIに計上されていた金額のうち、特定の条件で後日純利益へ再分類される差額です。



















