閉鎖音とは？初心者向けにやさしく解説共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

閉鎖音とは？

閉鎖音は、声帯を閉じて空気の流れを一瞬止め、その閉じた空間を開放して音を作る子音のことです。代表的な閉鎖音には日本語にも現れる音があり、無声音と有声音に分けられます。

無声音の例としては p（パ行の音）、t（タ行の音）、k（カ行の音）などが挙げられます。一方、有声音の例としては b、d、g などがあり、声帯の振動が音に加わります。

日本語の閉鎖音の特徴

日本語の閉鎖音は、英語のように強い破裂音を必ずしも伴わず、息の流れが緩やかに解放されることが多いです。パ・タ・カのように、口の形を作ってから素早く閉じて開放します。

日常の例

身近な言葉としては「パパ」「たこ」「かみ」「パソコン」などがあります。これらの音はそれぞれ p、t、k、b、d、g の発音を指します。

発音のコツ

基本のコツは次のとおりです。唇を合わせて空気を一旦止め、すばやく解放します。無声音は声帯を使わず、有声音 は声帯を振動させて音を作ります。言い換えると、音の出し方の違いは声帯の振動の有無で決まります。

表で見る閉鎖音の基本

分類	音の例	性質
唇接触音	p	無声音の閉鎖音
歯茎音	t	無声音の閉鎖音
軟口蓋音	k	無声音の閉鎖音
唇接触音	b	有声音の閉鎖音
歯茎音	d	有声音の閉鎖音
軟口蓋音	g	有声音の閉鎖音

英語との違い

日本語の閉鎖音は英語のような強い破裂音よりもソフトに感じることが多いです。しかし基本の発音の考え方は同じで、口の形と声帯の使い方が鍵になります。

練習のヒント

鏡を見ながら、口の形を整え、舌の位置や喉の振動を意識して練習しましょう。p、t、kを「閉じて開放する瞬間」を意識して、1語ずつゆっくり発音してから、速くつなげていくとコツがつかめます。日本語話者はとくに「たか」「たこ」「かみ」などの音の連結を自然にする練習が有効です。

表で見る閉鎖音の基本（続き）

補足として、英語の音にも該当する例がありますが、日本語では特に口の形と息の出し方のコントロールが重要です。

練習のコツと日常の活用

実践としては、日常会話の中で閉鎖音が出る場面を意識して練習します。会話のテンポに合わせて、ゆっくり発音してから段階的に速く言えるように練習します。これにより、語の区切りがはっきりし、相手に伝わりやすくなります。

まとめ

閉鎖音は音声を作る基本的な仕組みのひとつであり、語の意味を変える力を持つ大切な要素です。初心者にも理解できるように、発音のコツを練習すれば、語の区別がしやすくなります。

閉鎖音の同意語

閉鎖音: 音声学における総称。舌や唇などで口腔内を完全に閉じて気流を止め、閉鎖を解放する際に音が生じる音の総称です。破裂音を含み、声帯の振動の有無で有声音・無声音に分かれます。
閉塞音: 閉鎖音と同義で用いられる表現。口腔内を完全に閉じて密閉した状態から音を出す音の総称です。表記揺れとしてよく使われます。
破裂音: 閉鎖音の一種で、閉鎖を解放する瞬間に空気が急激に破裂して音が生じる音。代表例は p, b, t, d, k, g など。
停止音: 音を一旦停止させてから開放して出す音を指す用語。日常的には破裂音と同義として使われることがあります。
塞音: 音声学で、気流を塞いで止める音の総称。閉鎖音を含むカテゴリとして使われることが多く、同義的に用いられる場面があります。
爆裂音: 閉鎖音の別称として使われることがある語。閉鎖を開放して生じる音を指します。

閉鎖音の対義語・反対語

擦音: 閉鎖音に対する発音の分類のひとつ。口腔内を狭く開けて空気を摩擦させることで音を作るため、空気の流れが連続します。例として英語の s や z などが挙げられます。
破擦音: 閉鎖音と擦音の中間的な性質を持つ音。最初に口の中で閉鎖を作ってから、すぐに摩擦を生じさせて音を作ります。例: [t͡s] の音（つ行の音）や英語の [t͡ʃ] の音など。
鼻音: 口腔内の閉鎖を保ちつつ、空気の抜け道を鼻腔に開いて音を作る音。閉鎖音とは異なる発音機構。例: m, n, ŋ
近音: 口腔内の空気の流れをほとんど阻害せず、滑らかに発音する音。閉鎖が弱く、音響的には他の音へと連続しやすい。例: j（の音）[y], w [w], l [l], r [ɹ] など。

閉鎖音の共起語

音声学: 言語の音の性質と生成・認識を研究する学問領域。閉鎖音を含む子音の分類や発音機構を扱います。
子音: 母音以外の音。口腔内の気流を一時的に閉じる・狭めることで作られる音の総称。
母音: 気流をほぼ阻害せずに喉と口腔の形を変えて作る音。閉鎖音とは対照的な音のカテゴリ。
破裂音: 一時的な閉鎖を作ってから急速に開放して音を生み出す子音。例: p, b, t, d, k, g。
清音: 無声音の音。声帯が振動しない音の総称（例: p, t, k など）。
濁音: 有声音の音。声帯が振動して音を出す音の総称（例: b, d, g など）。
無声音: 声帯が振動しない音のこと。清音を含む概念として使われます。
有声音: 声帯が振動して音を作る音のこと。濁音を含む概念として使われます。
唇音: 上下の唇を使って発音する音（例: p, b, m）。
両唇音: 上下の唇を同時に使って発音する音の総称（例: p, b, m）。
歯茎音: 歯ぐきの近くで発音する音。代表的には t, d, n などの音が該当します。
軟口蓋音: 軟口蓋（口の奥側）で発音する音の総称（ velar に関連する音を含む）。
声門音: 声門（喉の奥の部位）で発音する音。声門を使う音の総称。
声門閉鎖音: 声門を閉じて作る閉鎖音。例: ʔ（声門閉鎖音）。
発音位置: 音を作る際の舌・唇の位置、どの部位で発音するかを示す概念。
口腔閉鎖: 口腔内で完全に気流を閉じて音を作る過程・状態を指す表現。
舌位: 舌の位置の区分。前舌・中舌・後舌など、発音位置を細かく分類します。
音素: 言語において意味を区別する最小の音の単位。音声学と音韻論の基本概念。
音韻論: 音の体系・規則を研究する言語学の分野。閉鎖音の法則性も扱います。
音節: 音のまとまりの単位。閉鎖音は音節の頭音・尾音として機能することがあります。
発音記号: IPA などを用いて音を表す表記法。閉鎖音の正確な表現にも用いられます。
破擦音: 閉鎖と摩擦を同時に生み出す音。例: t͡s, d͡ʃ など。
摩擦音: 狭い気流を連続して摩擦させて音を作る音。例: s, z など。

閉鎖音の関連用語

閉鎖音: 息を口腔内で完全に塞いでから解放する音。英語では plosive または stop と呼ばれ、破裂音とほぼ同義です。代表例には p, b, t, d, k, g, ʔ などがある。
破裂音: 閉鎖音の別名として使われることが多い用語。口腔内の閉鎖を作り、解放時に破裂のような音を生じる音の総称です。
有声音: 声帯が振動して発音される音。閉鎖音の中では b, d, g などが該当します。
無声音: 声帯が振動せず発音される音。閉鎖音の中では p, t, k などが該当します。
清音: 無声音のことを指す日本語用語。語学教育などで使われる分類です。
濁音: 有声音のことを指す日本語用語。清音の対義語として使われます。
声門閉鎖音: 声門で気流を完全に塞いでから解放する音。代表例は [ʔ]（声門閉鎖音）です。
唇音: 唇を使って閉鎖を作る音の発音位置。代表例は p, b などです。
歯茎音: 歯茎で閉鎖を作る音の発音位置。代表例は t, d, n などです。
軟口蓋音: 軟口蓋で閉鎖を作る音の発音位置。代表例は k, g などです。
声門音: 声門で閉鎖を作る音を指します。代表例は [ʔ] のような声門閉鎖音です。
発音位置: 閉鎖音の主な発音位置を表す概念。唇音、歯茎音、軟口蓋音、声門音などが含まれます。
IPA: 国際音声記号（International Phonetic Alphabet）。音声を正確に表現するための表記法です。
音素: 言語の音の最小の識別単位。閉鎖音は音素として区別され、意味の違いを生みます。
無声化: 有声音を無声音へ変える現象。語音変化の一つです。
有声化: 無声音を有声音へ変える現象。語音変化の一つです。